以心会

超音波内視鏡検査(EUS)

目的

この検査は、内視鏡下に超音波を利用し食道・胃・十二指腸・大腸、胆のう・胆管・膵臓を調べる検査です。
体外式の超音波では観察できない場所を調べたり、病変のより鮮明な画像を得るために行います。

実施日

予約が必要です。
火曜日、木曜日の午後に実施しています。

検査前日から当日の注意事項

抗凝固剤・抗血小板剤を服用中の方は申し出てください。
組織検査をする場合は、休薬の必要があります。予め主治医とご相談ください。

上部消化管の場合(食道・胃・十二指腸・胆のう・膵臓など)

検査前日

朝食制限ありません。
昼食制限ありません。
夕食22時(夜10時)までに済ませてください。アルコールは止めてください。
夕食後は絶食です。水・お茶・スポーツドリンクは飲んでも構いません。

検査当日

朝食絶食です。タバコは止めてください。
検査受付時刻の2時間前までは水が飲めます。

下部消化管の場合(大腸)

検査前日

朝食消化の良いものを食べてください。
昼食お渡ししてある検査食を食べてください。
夕食お渡ししてある検査食を食べてください。
アルコールは止めてください。21時(午後9時)下剤を服用してください。
夕食後は絶食です。水・お茶・スポーツドリンクは飲んでも構いません。

検査当日

朝食絶食です。タバコは止めてください。
水の下剤を飲みます。

検査までの流れ

主な流れについては、「上部内視鏡検査」 「下部内視鏡検査」をご覧ください。

検査方法

  • 内視鏡を口あるいは肛門から目的の部位まで挿入します。
  • 病変に付着した粘液を十分洗浄し、脱気水(空気を抜いた水)を充満させ観察します。
  • 超音波発信装置(図1)で目的部位の観察をします。
  • 検査中は鎮静剤を使用しますが、お腹の張りや痛みを感じることがあります。
  • 我慢できないようであれば、遠慮なく担当看護師に申し出てください。
  • 検査の途中、体の向きを変えたり、うつ伏せになることがありますので
  • 医師・担当看護師の指示に従ってください。
  • 検査時間は30分~1時間です。

超音波内視鏡


描出画像


  • 第1層+第2層(高エコー+低エコー)・・・境界エコー+粘膜層
  • 第3層(高エコー)・・・粘膜下層
  • 第4層(低エコー)・・・固有筋層
  • 第5層(高エコー)・・・外膜または漿膜

通常の内視鏡画像

色素検査

超音波画像


目が覚めるまでには個人差があるので、ふらつきがなくなるまで安静にしてください。
ご自身で自動車等を運転して帰宅される方には、危険をともないますので鎮静剤を使用いたしません。


検査結果

検査日から10日後となります。