腹腔鏡下胆嚢摘出術
腹腔鏡下胆嚢摘出術
現在の日本では胆石のもっともスタンダードな手術になっています。当院では開腹歴のある患者さん、炎症の強い患者さんにも積極的に腹腔鏡手術を行っております。ただし癒着の程度や線維化の程度によって開腹になることもあります。
入院から退院まで
- 手術の2日前に入院します。前日の夜まで食事できます。
- 前日夜、下剤をのみ、おなかを空っぽにします。
- 午後から手術室に入り、全身麻酔をかけ、手術開始。
- 1~2時間の手術と30分程度の麻酔時間が終わるとお部屋に戻ります。
- 翌日から水分、2日目から食事が始まります。
- 8日目に造影検査の上、退院となります。
手術の実際

1.まず胆のうを確認します。

2.そして底部をつかんで持ち上げ、展開します。

3.胆のうのしょう膜を切開します。

4.胆のう管を露出します。

5.胆のう管および胆のう動脈、静脈にそれぞれクリップをかけます。

6.胆嚢管、胆嚢動脈を切ります。

7.胆嚢を肝床部からはがします。

8.胆嚢を取り出し、よく洗って終了します。