以心会

CT検査

CT検査について

エックス線とコンピュータを使って、体の断面画像を作成する検査です。さらに、輪切りの画像から立体的な3次元画像の作成も可能です。



マルチスライスCT


~当院のCTは、80列マルチスライスCTです~

従来のCT装置は1回転で1スライスの断層画像しか撮影できませんでしたが、マルチスライスCTでは、胸部から腹部までを一度に撮影することも可能になりました。
また、撮影データをもとに様々な断面を作成して、血管や骨、臓器などを立体表示が可能です。

検査について

食事制限があります。

午前中の検査では朝から絶食です。
午後から検査では検査時間)の6時間前までに食事をとり、それ以降は絶食です。
水分(水・お茶・スポーツドリンク)は検査時間の1時間前までならとっていただいてかまいません。

女性の方へ

妊娠、または妊娠している可能性がある方は必ず申し出てください。
造影剤使用後、約48時間は授乳をしないでください。

服用中のお薬について

医師から指示がない限り、通常通り服用してください。
ただし、糖尿病のお薬は、検査終了後に食事をとってから服用してください。

糖尿病薬(ビグアナイド系)を服用されている方へ

造影剤と併用により副作用が増加する可能性があります。
そのため当院では検査後48時間の服用を休止していただいております。

胸部CT検査を受けられる方へ

ペースメーカやICD(除細動器)を植え込んでいる場合は、検査前に担当技師にお知らせいただくとともに、ペースメーカもしくはICD手帳をご提示ください。

造影剤とは?

CTの造影剤はヨード製剤です。診断するために、情報量を増やすため画像にコントラストをつける薬です。静脈注射をして検査を行います。

造影剤を使う利点

血管の状態、臓器の血行状態や病変の血流状態がわかります。また、造影剤を使わなければ病気を見つけることができないこともあります。

造影剤を使用すると

薬(造影剤)が入っていく間、体が暖かくなることがありますが心配ありません。しかし、気分が悪くなったり何か変わったことがあったらマイクがありますので、おしらせ下さい。また、操作室からTVモニターで見ていますので、手などで合図をしてもらっても結構です。

検査の進め方(腹部撮影の場合)

1.検査着に着替えをします。

パンツ1枚になり検査着を着ていただきます

2.検査台の上に横になります。

ドーナツ様の装置の中を検査台が動く間に撮影します。
検査中は痛みを伴いません。
からだが動かないよう注意してください。

3.検査中は呼吸を一時的に止めていただく場合があります。

数秒から20秒くらいです。

4.検査終了です。

単純検査(薬を使用しない検査)は5~15分程度です。 
造影検査(造影剤を静脈注射して行う検査)又は、単純+造影検査(単純検査の後に造影検査を行う) は30~40分程度です。

※検査中は検査担当者とマイクを通していつでも会話ができますのでご安心ください。

検査後の注意事項:当院では副作用の安全確認のため、造影剤注入より1時間程度、病院内でお休みいただきます。