骨密度X線測定
骨密度(BMD:bone mineral density)検査について
骨密度(BMD)検査は骨塩の量を計測し、骨の密度を推定します。
検査方法はいろいろありますが、当院では前腕の橈骨の密度を計測するDEX(DEXA)法です。
骨粗鬆症の診断及び経過観察に有効です。
検査の進め方
- 着替えは必要ありません。
- 手や腕につけている金属類をはずしておきます。
- 左前腕を測定器に合わせて置きます。
- X線撮影し、終了です。
- 検査時間は5分程度です。
骨粗鬆症とは?
- すかすかになった骨が骨折しやすくなった病気です。
- 老化や加齢によって伴う生理的な現象です。
- 男性よりも女性に多く発症します。
骨粗鬆症になりやすい人とは?
- カルシウムの摂取不足
- ビタミンD,Kの摂取不足
- 運動不足
- 60歳以上の高齢者
- 血縁者に骨粗鬆症の人がいる
- 胃を切除した人
- 痩せている
- 閉経直後の女性
- 日光浴不足
骨粗鬆症の症状とは?
特に背骨が弱くなってしまうことによる背中の痛み、腰痛、骨折などがあります。
骨折しやすい部位は、腰椎、上腕骨の肩の付け根付近、前腕骨の手首近く、大腿骨の股の付け根付近などです。
骨粗鬆症の予防は?
20歳代までに骨をきちんと作っておくと、歳をとっても防ぐことができます。
さらに、日頃の運動を心がけ、過度の喫煙や飲酒をさけることです。
代表的な検査方法
- 人差し指の骨(第二中手骨)を使って測定するMD法
- かかとや腕の骨などを使って骨の吸収差により測定するDXA(DEXA)法
- かかとの骨などを使って超音波の伝わる強さや速さを測定する超音波法
注 意 事 項
- X線検査なので妊娠の可能性のある方は検査できません。
- 検査前に指輪、時計などの金属類ははずしておいてください。
- 食事・水分制限はありません。