薬の正しい使い方
薬の正しい使い方
薬が正しく効果を現すためには、医師の指示した用法・用量を守らなくてはなりません。
自分で勝手に解釈した服用方法や使用方法では、病気の治療ができないばかりか、副作用が出たりすることもあります。
薬はどうやって効くのか
内服薬を服用すると、通常胃で溶けて吸収されます。
胃から吸収された薬は、肝臓を通り、血液によって体中に送られます。そうすることで、薬が効果を示します。
服用方法
- 薬は通常、コップ一杯の水、またはぬるま湯で服用します。
- 薬を水なしで服用すると、食道や胃につかえて粘膜を荒らしたり、潰瘍になったりすることがあります。また、薬が溶けにくくなり胃からの吸収が悪くなることがあります。
- 水以外のお茶、コーヒー、牛乳、ジュースやスポーツドリンクなどは、薬によっては吸収が低下し、効果が弱くなることがあります。また、アルコール類は効果を強めてしまうこともありますので注意が必要です。
- かまずに服用して下さい。
- 錠剤をかんだり、つぶしたり、またカプセルを開封して内容物だけを服用したりすると、その薬の特性が損なわれる場合があります。通常はかんだり、つぶさないでください。
その他の注意事項
他人の薬をもらったり、自分の薬を人にあげたりしない
症状が似ていても、全く異なる病気の場合がありますので、他人の薬をもらったり、自分の薬を人にあげたりしないでください。
古い薬は使用しないこと
以前の病気の薬が残っていたから、それを服用・使用することはやめましょう。症状が似ていても、全く異なる病気の場合があります。
自己判断で薬を中止することはやめましょう。
自覚症状がなくなっても、まだ病気が治りきってないことがありますので、自己判断で服用を中止せず、必ず医師に相談して下さい。